【完全攻略】小型移動式クレーンの重要ポイントまとめ「知識編」

林業

はじめに

研修で小型移動式クレーンの資格を取りました!

街中でよく見る↑ですね。

写真は労働安全衛生推進協会様(http://www.axtu.org/kogataidoushiki-crane.html)より。

全国の教習所や技能講習センターで取得することが可能なこの資格。

玉掛け等の資格を持っていると一部試験が免除されます。

その他詳しいことについては検索をお願いします。

今回からは問題の重要ポイントをお伝えしていこうかと…!

とはいうものの、筆記はそこまで難易度が高いわけではありません。

①再試験がある(一度落ちた場合でもさらに指導してくれる)

②試験官が問題に出やすいところを教えてくれる

という理由があるからです。

しかし、今回は20人近くが講習を受けて3人が筆記試験に落ちていました

実技は不合格者なし

林業で働いているくらいですから、皆さん体を動かす方が得意なのかもしれません。

こんな話を聞くと「筆記自信ないなー」と思う人もいるかもしれません。

ということで、今回からは筆記試験の重要ポイントまとめです。

順番に

移動式クレーンに関する知識」

原動機及び電気に関する知識」

「移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識」

関係法令」についてまとめます。

ぜひ参考にしてくださいね!

「移動式クレーン」に関する知識

4つある筆記試験の分野の1つめです。

黄色いマーカー部分が重要ポイントです!

クレーンの装備・重要単語

ジブ

・移動式クレーンの荷物を吊り上げる腕のこと。クレーンといえばこれ。

・箱型構造ジブ、ラチス構造ジブの二種類がある。ほとんどは箱型構造ジブ

下の写真はラチス構造ジブ。

港とかビルの上で作業するクレーンはこれですよね。

写真は東栄機工株式会社様(http://www.touei-kikou.co.jp/words/post-111.html)より。

・ジブを伸ばしたり縮めたりすることを「伸縮」、傾斜角度を変えることを「起伏」という。

アウトリガー

写真はアールアイ株式会社様(https://r-i.jp/glossary/kana_a/a/001246.html)より。

・作業中の安定を確保するもの。

H型とX型がある。写真はH型

・機体と吊り荷を合計した重さの70~80%が一脚にかかるときがある

常に最大張り出しの状態にし、ロックピンで固定する。

積載型トラッククレーンは、前輪が地面から離れない程度に車体を上げる

ラフテレーンクレーン等はタイヤを浮かせて車体を水平にする。

ワイヤー

写真は東京製綱株式会社様(https://www.tokyorope.co.jp/product/wirerope/outline.html)より。

・心綱(繊維心)を中心にストランドが巻き付いている。

・ストランドは「素線」が合わさったものである。

素線切れ、型崩れ、腐食、キンク(ねじれ)があるものは即交換

写真は一般社団法人日本クレーン協会様(http://www.cranenet.or.jp/susume/susume07_08.html)より。

定期的なグリースの塗布が必要

・ワイヤーをたるませて巻き上げると「乱巻き」が起こる。

・ワイヤーがドラムから抜けないよう2巻きほど残るように設定されている。これを「捨て巻き」という。

・玉掛用ワイヤーロープは安全係数6以上のものを使用する。

一本掛け、結んでの使用はしない

巻上装置

・巻上装置は油圧モータ、減速機、ドラム、クラッチ、ブレーキなどで構成される。

・主巻と補巻という2種類の巻上装置を備えるクレーンが多い。

巻き下げには「動力降下」と「自由降下」の2種類がある

定格荷重

・クレーンが実際に吊ることができる荷重のこと。

・フックなどの吊り具を含んだ荷重を「定格総荷重」という。

ジブの長さや傾斜角が変化すれば、それに応じて定格荷重も変化する

安全装置

法的規制のあるもの

・過負荷防止装置

・巻過防止装置

・警報装置など

法的規制のないもの

・過負荷警報装置

・ジャッキインターロック

・乗降遮断装置など

合図

・指名されたものが一人で、定められた合図を行う。

大きな動作ではっきりと示し、相手が理解したことを確認しながら行う。

運転者が見やすい場所、作業状態が良く見える場所で行う。

・常に周囲の安全に注意する。

玉掛

正確に荷の質量を判断し、それより丈夫なワイヤーを使用する。

・荷揺れを防止するため、フックを吊り荷の重心位置の真上に誘導する。

角のある吊り荷には当て物をしてワイヤーの損傷を防止する。

地切り後一旦停止し、吊り荷の安定を確認する。

・吊り荷に人が乗ってはならない。

天候

・地上10メートルの平均風速が10メートル以上の場合は作業中止。

・50mm以上の雨、25mm以上の雪の場合は作業中止。

その他注意事項

・運転中の異常に気が付いたら直ちに作業を中断する。

作業前には排気ブレーキがオフになっていることを確認する。

・荷を運ぶ際は必ず「地切り(地面から30程度浮かせて安定を確認)」する

荷物が地面についたまま引っ張ってはならない

走行する際はフックを必ず巻き上げる

走行する際はPTO(エンジンのエネルギーを油圧に変える装置)のスイッチを切る

・作業前に関係者と作業の内容、手順を確認すること。

各種クレーンの特徴

トラッククレーン

写真は株式会社タダノ様(https://www.tadano.co.jp/index.html)より。

・トラックの走行体にクレーンを架装したもの。

本体部分がトラックと共通のため走行速度が速く、機動性に優れる

走行用運転室とクレーン操作室が別になっているため、荷台に物を積むことができない

・アウトリガーが装備されている。

・かつては主流だったが現在では見ることが少ない。

積載型トラッククレーン

・一般的なトラックの荷台と運転室の間にクレーン装置を搭載したもの。

荷の積み込みや運搬を効率的に行うことができる

・クレーン作業のみでも使用できる。

主巻のみで補巻は装備していない

ラフテレーンクレーン

写真は加藤製作所様(http://www.kato-works.co.jp/index.html)より。

・公道走行には大型特殊免許が必要。

特殊な走行モードでの走行が可能なため、小回りが利き狭い場所への搬入が可能

その他クレーン

クローラクレーン

下がキャタピラ(履帯、クローラ)を装着していて軟弱な地盤の走行が可能

ジブ起伏の巻上装置を備えるものがある

ホイールクレーン

前輪タイヤのへこみを防ぐため、鉄輪を装着する

現在はフォークリフトにとって代わられた。

その他油圧ショベルにクレーン機能を備えたもの

まとめ

次の更新時は「原動機(エンジン等)及び電気に関する知識」を取り扱います^^

ではまた次回!

林業ってそもそも何するの? 現場の林業家が詳しくご紹介!

【完全攻略】小型移動式クレーンの重要ポイントまとめ「原動機・電気編」

 

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特に森林・林業白書は勉強になります。

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