はじめに
今回は「原動機・電気編」をお届けします!
原動機に関する知識
原動機の種類
ガソリンエンジン
・燃料は「ガソリン」
・運転経費は「高く」、火災の安全度は「小さい」
・騒音や振動は「小さく」、冬季の始動は「良い」
・熱効率は悪く、「20~30%程度」
ディーゼルエンジン
・燃料は「軽油」又は「重油」
・運転経費は「安く」、火災の安全度は「高い」
・騒音や振動は「大きく」、冬季の始動は「やや悪い」
・熱効率は悪く、「30~40%程度」
・移動式クレーンではディーゼルエンジンのものが多い。
モータ
・電力エネルギーで動く
・換気を行いにくい場所(トンネル等)や排ガス対策、騒音公害対策で使用される。
油圧装置の特徴
長所 | 短所 |
小型軽量 | 配管が複雑になる |
過負荷防止が容易 | 作動油の油漏れが発生することがある |
無段変速が容易 | 作動油の温度で機械効率が多少変化 |
遠隔操作が容易 | |
騒音・振動が少ない | |
動作がスムーズ |
ピストンポンプの特徴
・作動油の吸入と吐出を行う仕組みのこと。
・オイル漏れが少なく、高圧ポンプに最適。
・ポンプ効率が良く、20~40Mpa程度の高圧が容易に得られる。
・作動油の圧力変動が少ない。
・大容量の高圧油を得られる。
・可変容量型のものでは絞り弁等による流量調節が不要。
・構造が複雑で部品数が多い。
電気に関する知識
電流の種類
直流電流
電流の方向が常に一定であるもの。
Direct Current(ダイレクト カレント)の頭文字を取ってDCともいう。
交流電流
電力の方向が周期的に変化するもの。
Alternating Current(オルタネイティング カレント)の頭文字を取ってACともいう。
三相交流
3つの単相交流を一定時間、一定の間隔で集めたもの。
商用電源の一つ。
架空電線付近作業での留意事項
送電線への接触事故は数多く発生しています。
特に高圧の送電線の場合は、直接触れなくても近づくだけで感電することがあります。
以下のことに気を付けることが重要です。
1.当該充電電路を移設する。
2.感電防止の囲いをする。
3.当該充電電路に絶縁用防護具を装着する。
4.1~3が無理な場合は監視人を置き作業を監視させる。
※4の文章に「必ず監視人を置き」という表現がひっかけで出されます。
その他重要語
・オルタネータ(ジェネレータ)…発電機のこと。
・レギュレータ…発電した電気の電圧や電流を調整し、バッテリーに充電する装置。
・電流計(アンメータ)…バッテリーが充電状態か放電状態かを示す装置。充電は「+」、放電は「−」
・油圧発生装置…エンジンの機械的エネルギーを流体エネルギーに変換する油圧ポンプのこと
・油圧制御装置…作動油の圧力、流量、流れの方向などを制御する各種弁のこと
・油圧駆動装置…実際に仕事を行う装置で、油圧モータ、油圧シリンダ等が該当
・油圧装置の付属機器…作動油を溜めておくオイルタンク、フィルタ、冷却器など
まとめ
次回の更新時は「クレーン作業に必要な力学」についてお伝えします♪
ではまた次回!
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特に森林・林業白書は勉強になります。
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