【徹底解説】林業の「補植」とは。目的、時期、道具、方法をご紹介!

林業

「補植」の目的

枯れた苗を植え替えることです。

植付をしてからしばらくして苗が元気に育ってくれれば良いのですが、様々な事情で枯れてしまうことがあります

下の写真を見てください。

無残に枯れてしまってますね…。

植えてもこんな風になってしまうことがあるのです。

普通はこんな感じでもりもり成長してくれますから、植えた側としては相当つらい。

枯れても地面に立ってますからね、この子たち。

ラ〇ウみたいに

ただこういった状態で放置してても仕方ないですから、新しい苗を植えないといけないのです。

枯れる理由は様々考えられます。

例えば

・天候不順

・土壌の環境

・他の植物との競争に負けた

・苗自体の体力不足

などです。

しかし苗が枯れたところに新しい苗を植えるなんて抵抗ありますよ…^^;

だって強制的に事故物件に住まわせるような感じが!

「前にここで死んだ方がいるんです…」ってことですからね^^;

YouTuberだったら【恐怖】事故物件に住んでみたって感じで再生数を稼げるんでしょうが、

まさか苗は動画投稿できませんし。

とにかく複雑な気持ちで苗を植えかえる作業が補植です。

枯れた苗はその場に置いておくか、枯れた苗はそのままにしてすぐ隣に新しい苗を植えます。

どうやら保険があるらしく、その証拠になるというのです。

山主としてはお金を払って植えた苗ですから、保険がきくならありがたいですよね。

苗が死んでしまっている、こんな状況からでも入れる保険があるんですか⁉

まぁ入ってるんですけど、保険には笑

時期

山主さんから要請があればいつでも、という感じではありますが、植付に準じることが多いかと思います。

春に植える春植、秋に植える秋植のどちらかでしょうか…。

最近の苗(コンテナ苗)は真夏・真冬をのぞけば植付可能らしいですが、私の職場では避けられています。

植えたものがすぐ枯れるのは精神衛生上よくないですしね^^;

必要な道具

クワと苗袋が必要なので、植付に準じます。

そちらの記事をどうぞ!

【徹底解説】林業の「植付」とは。目的、時期、道具、方法をご紹介!

その他は基本装備ですね。

林業ではどんな道具を使うの? 現場の林業家が詳しくご紹介!

こちらも参照を。

具体的な方法

こちらも植付と同じです。

苗とクワを持って山のなかに入り、枯れた苗を発見次第植え替えます。

植付では等高線上に苗を植えたので、補植も等高線上に歩いて苗を確認していきます。

が。

今回の現場はなかなか厳しい…。

この写真を見てもらえればわかると思うのですが、この現場には下刈が入っていないんです。

つまり雑草やらが生え放題ということ。

ここから枯れた苗を探すのが一苦労で…。

等高線上にもきれいに植わっていませんでしたし、植わっていても他の植物が邪魔でなんともしがたく。

大きな苗袋を背負ってピクニックしてるようなもんですよこんなの。

植えてるより斜面眺めてる時間の方が長いですからね。

しかも事前に聞いていた面積と本数が全然違うという。

林業では町、反(たん)、畝(せ)という単位をよく使います。

一町が一ヘクタールで、一反はその十分の一。さらにその十分の一は一畝で一アールという感じ。

で、事前に聞いていた面積は三町(三ヘクタール)で3000本の補植。

一町あたり3000本を植えるのが普通ですから、植えた苗の三分の一が枯れたような感じかなと思ってました。

実際は五町で約4000本

全然違うやないか…。

先輩「3000本なんよな?」

事務「はい。3797本です」

全然違うやないか…(2回目)

って感じだったんですが、まぁなんとか期間までに終わりそうな感じです。

新しい仕事ができたので良かったんですが、なかなか切ない時間となりました。

しかし今度こそ間伐の記事を書きたい!笑

木が大きく危険だそうで、新人を入れられない山らしいです。

またその時は書かせていただきます…!

ではまた次回!

林業ってそもそも何するの? 現場の林業家が詳しくご紹介!

【徹底解説】林業の「枝打」とは。目的、時期、道具、方法をご紹介!

 

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